祈りの桜 メッセージツリー

東日本大震災が起きてから、４０日経ちます。
その間、ブログの更新も行わず、失礼いたしました。
あまりの災害の甚大さに言葉を失っておりました。
被災地の方々が、
どれほどつらい苦しいときをお過しだったかと思うと、
言葉もありません。
花咲ばばたちも、
それぞれの思いを被災地の方々によせてまいりました。

大震災のあと、日本でTVのコマーシャルが自粛され、
朝から晩までACという元公共広告機構のCFが流れていました。
そのひとつが、

 

＜こころ＞はだれにも見えないけれど

＜こころづかい＞は見える

 

＜思い＞は見えないけれど

＜思いやり＞はだれにでも見える

 

あたたかい心も、やさしい思いも

おこないになって、はじめて見える。

その気持ちをカタチに。

 

というものでした。
宮澤章二という詩人の「行為の意味」という詩の一部だそうです。
被災地の方々に思いをよせる、
それを形にするいろいろなことが行われました。

 

この花咲ばばプロジェクトも思いがけず、
その思いを形にするお手伝いをすることになりました。

４月５日に　桜まつりのプリンセスたちと
グッドウィルアンバサダーたちのために慰労会が開かれました。
その席上、アメリカの若い人たちに、
日本によせる応援のメッセージを書いてもらい、
日本へアメリカ桜の女王として行くプリンセス代表に、
そのメッセージを携えていってもらうことになりました。

 

花咲ばばの桜の木に　メッセージの花が咲くことになったのです。

 

夕方でしたので、桜が憂色をおびてしまいました。

でも、アメリカの　Stand with Japan　という

メッセージは力強く伝わってくると思います。

 

 

     同じ桜とは思えない、
　　祈りの桜として生まれ変わりました。

      心をこめて
　　日本の再生を祈って        
                                みなが書いたメッセージです。

Japan, you are not alone!!
Please know that you are in our thoughts and prayers.
Friends in need is true friends indeed.

これほど、励まされるということが、
どんなに心強いことか、
身に染みたひと月あまりでした。
おそらく、被災地におかれてはもっとそうでしょう。

わたしたちも、これからも被災地の方々に
心をよせていきたいと思っています。

被災地で　学校の再開のために尽力する先生に
小学生のこどもが言ったそうです。
「ひとつひとつ　目の前のことをやっていくんだよね」と。
被害の大きさにため息をついている場合じゃない。

ひとつひとつ、それぞれができることを積み重ねて
子どもたちにゆずりわたす明日の日本を再生させていく。
くじけずに、新しい力強い日本を創っていく。
それが　わたしたちの思いを形にしていくことだと思います。

 

Comments

[投稿情報: Washintonian in Japan]

大災害に見舞われて一ヶ月以上が経ちましたが、いまだに日本全体が喪にふくしているような気持ちです。深い悲しみ苦しみを耐えて生きておられる被災地のかたがたに思いを致しますたび、なにも出来なくて申し訳ない思いに包まれますが、被害を受けなかった私達はひたすら回復を祈り、なにげない小さなことにも喜びを見つけて、せめて自分の周りだけでも明るくしています。

[投稿情報: バーバママ]

5月末日まで残すところあと数日。改めてこのブログを読み、Hanasaka Babaのたどってきた道を振り返ってみました。本当に楽しいこともつらいことも、悲しいことも皆さんで歩んでき4ヶ月でした。お一人お一人の方に有難うございます、と伝えたいです。また今回の震災で今も大変な生活を余儀なくされている方達のことを思い続けたいと考えています。それぞれの場で、できることを考え、形に見える思いを継続的に届けられたら、と思います。その道が自分には何なのか、祈りつつ見つけて行きます。素敵なBabaの皆様、有難うございました。

[投稿情報: 花咲ばば]

さようなら、然様なら
言い得て妙な言葉ですね。

「このような事情で　きょうのところは失礼します」
という意味でしょうか？

花咲ばばのブログも　とうとう
5月末日を迎え終了いたします。

花咲ばばプロジェクトも
当初の企画とは異なったエンディングを迎えましたが、
日本で未曾有の災害の起きた今年の春としては然様です。

花咲ばばは、
プロジェクトがあって
そのためにメンバーが集まったものではなく、
アートディレクターのエミさんのお仲間がいらして
その方たちが花咲ばばとなって手伝ってくださった
という
「友情ありき、而してプロジェクト為せり」
という成り立ちですから、
この友情は濃密になることはあっても
解消することはありません。

あれよあれよ、という間に
花咲ばばにされてしまった方たち
本当に有難うございました。

みなさまの　献身的なご協力なしに
花は咲きませんでした。
ひとつひとつ　花を折って切って咲かせて
木と空を描いてくださったみなさまが
それはよくご存じでしょう。

思いがけない形で咲いた桜の樹は
東京の然るべきところに納まっているはず
ですし、映像もそれなりに保存されています。

桜の花が
枯れたように見える木に咲くように
花咲ばばプロジェクトも
あれ、
というようにまた花咲くかもしれません。

その日まで
さようなら

[投稿情報: mihoko]

雪の日から4ヶ月あまり、、、
いつの間にか季節は流れ、ぎらぎらと元気な太陽が
輝く「夏」になりました。

お名残惜しい気持ちもありますが、
祈りの桜は、きっと日本で元気を与えてくれていることと思います。

楽しい思い出をありがとうございました。
またの機会に、お目にかかれることを祈って・・・